「読書も楽に!」40代で集中力上がった"意外"習慣 大人になって「読む」集中力が下がる深すぎる訳

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そもそも私は「読書」を大きく2つに分けて捉えています。

1つ目は「知識や教養を深めるため」の実用的な読書です。

未知の知識を仕入れたり、既知のスキーマ(思考の枠組み)の足りない部分を補填したり、新しいスキーマ自体を作れたりする利点があります。

2つ目は小説など「読むこと自体」を楽しむ読書です。

小説の世界観に浸ったり、登場人物に感情移入したり。要は書かれていることを純粋に楽しむというメリットがあります(ちなみに私の好きな小説家は、開高健、アーサー・ヘイリー、ロバート・B・パーカーなどです)。

もちろん、これらの2タイプに優劣はありません。

そして、これらの2タイプの読書には共通点があります。どちらにも「一定の集中力が求められる」という点です。

大人になって「読む集中力」が下がる理由

実際、次のようなご相談をSさんという40代の男性からいただいたことがあります。

「最近、読書になかなか集中できないんです。学生の頃は読書に何時間も没頭できたのに、年齢のせいでしょうか」

Sさんのお気持ちは、よくわかります。

ただ集中力が続かないのは、加齢のせいだけではないはず。

抱えている多くの仕事、電話やメールの着信音、断続的に鳴り続ける各種アプリからの通知音……。

学生の頃より集中力を削ぐ要素が増えているのではないでしょうか。

ですから、仕事のことはいったん横に置き、スマホも一時的に遠ざけるなどして、本と向き合う環境を整えることが、まず大事かもしれません。

そのうえで「これを習慣化すると効果的」という耳寄りな話を、お伝えしておきます。

それは手書きの機会を増やすことです。

手書きの習慣を増やせば、連動して集中力を伸ばす効果が期待できます。

「手書きと集中力の間に、どのような相関関係があるのか」

そう不思議に思われるかもしれません。

「たかが手を使うだけでしょう?」

そんな声も聞こえてきそうです。

しかし、ちょっと待ってください。

手、なかでも「指」を使うからこそいいのです。

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