これが「お局様」を味方にする3つのコツだ 彼女たちは「やる気がない」ワケじゃない

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(写真:naka / PIXTA)

5月も気づけば第3週。ゴールデンウイークが明け、新入社員も研修を終え、部署に配属されて、ほっと一息ついたところ、あるいはいよいよ所属部署で業務開始といったところでしょうか。

今の日本企業で大きなテーマになっているのが女性活躍推進です。今年に入って、筆者の下には経営者や人事担当者から、「女性活躍推進を具体的にどう進めたらいいか?」という相談が増えてきています。中でも、いわゆる「ベテラン」の域に達している女性たちの処遇について、男性の管理職や事担当者が気にしているケースが少なくありません。

ベテラン女性社員こそ、この時期に活躍してもらう

彼らがいう「ベテラン社員」とは、社歴20年以上で、いわゆる「事務職」として入ったベテランの女性たち。たとえば総合商社や、保険代理店、銀行で男性営業職のサポートなど、補助的な仕事をやってきた人たちのことを指します。「お局様」と揶揄されることもあります。

彼女たちはルーチンワークをしっかりとこなしてきた「できる人」にもかかわらず、男性社員からは、「決められた仕事以外の仕事をしてもらおうとすると抵抗される」、「残業を頼みづらい」、あるいは、「職場では影響力が強い人たちもいるために、頭が上がらない」という話が聞こえてきます。

彼女たちが、もし「やる気がない」ように見えるのなら、それは違います。「やる気を出す機会がなかった」のです。今までの仕事を積み重ねてきて、職場の中も仕事もよく見えている。なのに、基本的には補助的な仕事がメインとなるので、「どうせ私が言っても聴いてもらえない」という思いを抱いても不思議ではありません。

その「やる気」を汲み取り、職場に活かしていくのは、管理職や人事担当者の仕事なのです。

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