あめりあてゃさんは、宮城県仙台市に生まれました。父親は自営業で、母親はその会社の手伝いをしていました。「ものすごく明るくて、誰とでも仲良くなれる子だった」と、彼女は当時を振り返ります。
小学3年生までは公立校に通っていたそうですが、4年生になると私立の女子高、仙台白百合学園小学校に転入し、そのまま受験なしで高校まで進学しました。
「学習塾、水泳、英語、書道、バレエやピアノなど、たくさん習い事をさせてもらいました。私立の小学校に転入してからは学力的についていくのが不安だったので、中学受験塾の四谷大塚に小学5年生まで通わせてもらいました」
中学受験をする人たちに囲まれて勉強を頑張っていた彼女は、中学1年生に上がってすぐのテストで80人中7~8位の好成績を収めました。
頭がいいと勘違いして勉強をしなくなり、成績が真ん中まで落ちた時期もあったそうですが、「中学2年生のときの担任が怖い先生で、怒られたくなかったので、1桁の順位に戻りました」と語るように上位の成績をキープしていたようです。
そんな彼女の人生を変えたのは、高校に上がる際の進路選択でした。
東大に行きたいという想いを強くする
「仙台白百合学園は高校にあがるタイミングで、コースがLSコース(特別進学)、LEコース(英語・留学)、LIコース(総合進学)の3つに分かれるんです。進路を考える時期になってからは、LIコースに行って、推薦で上智大学に進もうかなと思っていました。
ですが、当時の私の夢は社長になることでした。それで社長を輩出している大学のランキングを調べていると慶應が1位だったので『慶應に行きたい』と思い始めたのです。そのためにLSコースに行くほうがいいかなと思ったんですが、LSコースなら、もしかしたら東大にも行けるかもしれないな……とも思い始めて。
そしたら、この年に7年ぶりに仙台白百合から東大の合格者も出たので『きっとこれは東大に行けという神からの啓示だ!』と思い、ますますやる気になりました(笑)」
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