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「生成AI」今から活用したい人が知るべき驚く盲点 自分の考えを文章で書く「超アナログ能力」が必要

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  • 山本 龍彦 慶應義塾大学大学院法務研究科教授
  • 栗原 聡 慶應義塾大学理工学部教授
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山本:なるほど。考える人は考えるけど、考えない人はアテンション・エコノミーの世界に没入し続けて、さらに熟慮しないような感じになるということですね……。

僕も大規模言語モデルが出てきたときに、同じような印象をもちました。これを使いこなすには、プロンプトでそれなりの文章を作らなければならないし、ChatGPTの回答もそれなりに長い。ショート動画15秒の世界にいる人、タイムパフォーマンス至上主義的な価値観にはまっている人が、そのような時間的コストや思考のコストに耐えられるのだろうか。

すごく単純化して言えば、TikTokのヘビー・ユーザーとChatGPTのヘビー・ユーザーは属性が違うように思うのですね。もちろん、もっと実証的に見ていかなければいけませんが。

栗原:事実、ChatGPTが生成する文章は、ChatGPTが学習に利用しているデータがそれなりの知識層からのデータに偏っていることから、当然そのような層でのやりとりを反映したものになっているという指摘があります。

山本:そうなると、反射的でファストなアテンション・エコノミーの世界は、「思考する世界」からますます切り離されていく可能性があります。その分断が問題だ、とまずは言えるのかもしれません。

(後編<8月4日公開予定>に続く)

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