「バーガーキング」のフィッシュフライは、白身魚にやや粗めのパン粉をまぶして、しっかりめに揚げてあり、「マクドナルド」の「フィレオフィッシュ」の洗練された均一的な見た目と比較すると、手作り感のある、街のお惣菜屋さんのコロッケのように朴訥とした、カリホク感のある仕上がりでした。
食べると口の中でホロホロとほどける白身魚と、表面のカリカリのコントラストを楽しめます。白身魚のヘルシーさを帳消しにする、タルタルとチーズの波状攻撃が加われば、そりゃあもう濃いのなんの。
毎日食べるにはトゥーマッチですが、罪深さと比例しておいしい、ピザやからあげと肩を並べるギルティグルメだと思います。カロリーなんて一切忘れて、コカ・コーラと組み合わせてジャンクにむさぼれば、日頃の憂さも吹き飛びます。
バーガーキングが若い男性にウケる訳
今回訪れた店は、オタクの聖地として名高い街の、駅徒歩1分という絶好の立地にある路面店です。
オーダーカウンターにはスタッフがいるものの、注文はすべてタッチパネル式のセルフレジ形式で行います。ラーメン店や牛丼チェーンの入り口で買う食券と同じようなものだと思っていたら、キャッシュレスかつバーコード決済に対応していなかったため、少し慌てました。
入店したのは日曜の朝9時頃。50席以上ある2階席に座ったときには、お客さんは筆者を含めて5人しかいませんでしたが、じわじわと客席は埋まり続け、退店する10時前には席の半分近くが埋まっていて、セルフレジの前にはさらに行列ができていました。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら