「雑談が苦手」な人は話す内容を気にしているから 内容よりも楽しかったという「感情」こそが大切
このように相手が言ったことに、ひと言フィードバックを返します。これが相手に対して「あなたの話、しっかり受け止めていますよ」というサインになります。
相手は一度話を受け止めてもらっているので、今度は心地よくあなたの質問に答えようとします。これが好かれる人の返し方です。
フィードバックの例
例えば、「ご出身はどちらなんですか?」という質問に相手が「秋田です」と答えてくれたら、次のようなひと言フィードバックができます。
・「秋田出身なんですね! おいしい食べ物がたくさんありますよね」
・「私、一度行ったことがあるんです! 素敵なところですよね」
・「温泉がとても有名ですよね」
営業でお客様の店舗を訪問したときに、「店のレイアウトを変えたんです」と言われ、「何か新しい企画がはじまるのですか?」とすぐに質問すると、尋問になりかけます。
そこで、質問の前にフィードバックを入れます。「とっても華やかになりましたね」「入口の商品がとっても目立っていますね」「以前より広く感じますね」と。
そうすれば、「そうなんです。実は……」と、お客様から何か話してくれるでしょう。そのあとで、自分が聞きたいことを質問すればいいのです。
フィードバックがあるだけで相手の心は明るくなります。受け止めてもらえた感覚をハッキリつかむからです。そういう小さな一歩が相手との関係性を育てるのです。
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