「雑談が苦手」な人は話す内容を気にしているから 内容よりも楽しかったという「感情」こそが大切

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でも、こんなことを思ったかもしれません。「質問ばかりしていると、尋問みたいになってしまう……」と。

たしかに、「出身はどちらですか?」「名産はなんですか?」「ときどき帰省されるんですか?」「ご両親は?」のように質問を連発されると、警察官の取り調べみたいになります。

質問攻めにならないためには

特に、話の内容が自分の気になるテーマだったりすると、質問ばっかりしてしまいます。例えばこんな会話です。

相手「先月手術をしまして」

自分「何の手術ですか?」(そういえば最近手術を受けている人が多い)

相手「胃潰瘍を患いまして」

自分「なぜ胃潰瘍に?」(実は私も胃の調子がよくなくて……)

相手「お酒が原因ではないかと」

自分「毎日飲んでいたのですか?」(自分もやばいかも……)

相手「ええ。ほぼ毎日」

自分「1日にどのくらい飲んでいたのですか?」(いよいよ心配になってきた……)

会話自体は続いていますが、矢継ぎ早に質問すると、相手にとっては決して心地いい空間にはなりません。質問ばかりされて、自分が話したいことを話せていないからです。でも、気になる話題って、相手の話そっちのけでいろいろ聞きたくなるものです。

そんなときは、質問(クエスチョン)の前にひと言、「フィードバック」を入れてみてください。こんな風にです。

「え! 手術ですか。それは本当に大変でしたね(フィードバック)→ 何の手術をされたんですか?(クエスチョン)」

「胃潰瘍ですか。それは苦しかったでしょう(フィードバック)→ ところで、なぜ胃潰瘍に?(クエスチョン)」

「お酒、なかなかやめられないんですよね……(フィードバック)。→ ちなみにどのくらい飲んでいたのですか?(クエスチョン)」

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