「家事育児に自信ない」婚活女性が心配無用な理由 結婚で選ばれる条件、男女で大きな認識のズレ
日本の2022年における合計特殊出生率が1.26との発表が政府からあり、日本の人口問題の深刻さが際立ってきています。とはいうものの、合計特殊出生率をいまだに「夫婦のもつ子どもの数」と勘違いしている方が少なくないという、人口問題においてかなり迷走気味の日本。
そもそも「合計特殊出生率(メディア等での通称「出生率」)」は、15歳から49歳の全女性が未婚・既婚に関係なくもつ赤ちゃんの数を、女性の年齢別に集計(各歳出生率)して、足しあげたものです。
つまり、女性1人が生涯にもつだろう子どもの数の予想平均値、といったらわかりやすいでしょうか。この指標の高低には、未婚女性と既婚女性のそれぞれの出生率が影響してくることや、未婚女性の割合が多ければ多いほど出生率は下がる、というイメージはもってもらえると思います。
そして、日本の出生数の激減(半世紀で6割減)は婚姻減(特に初婚同士カップルが半世紀で6割減)と減少率がおおむね一致しており、また夫婦のもつ子どもの数は、半世紀であまり減っていないことも統計が示しています。
ですので、カップル数の減少こそが大問題、ということはわかっておかないと、日本の人口問題、すなわち出生減など止められるわけがありません。
結婚に踏み出せないその理由を検証
という少子化の根本的な話はさておき、カップルが激減している背景には、「結婚希望の割合は古今東西あいかわらず高いけれど、結婚に踏み出せない若い男女が激増」という、統計的な事実があります(本記事ではデータを省略)。
そこで今回は「どうして結婚に踏み出せないの?」という疑問にスポットライトをあてつつ、若い男女にとっては、実はそんなに心配しないで踏み出してもいいんだよ、というデータの1つをご紹介したいと思います。
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