「暗い性格の人」が"性格変える必要ない"深い意味 自分自身の性格の「よい部分」を探してみる

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「何事にも楽観的で、つねにプラスしか考えない」というと、一見明るくて人生うまくいってそう、という印象を受けるかもしれませんが、考えようによっては「能天気、無計画、自己分析不足」ということでもあり、すべてがプラスに働くというわけではありません。

むしろいちばんいけないことは、他人よりも劣っている、と勝手に考えてしまい、劣等感を持ってしまったり、自信を失ってしまったり、行動に移せなくなることです。

ですから、まずは自分自身の性格をマイナスに捉えるのではなく、プラスに考えるようにしたほうがよいでしょう。

悲観的ではなく慎重、優柔不断なのではなく熟慮するタイプ、というように、自分自身の捉え方を変えるのです。

そのうえで、例えば「熟慮して行動に移したのだから、うまくいくはずだ」、というようにプラスの方向に持っていけるか否かが求められます。

性格や思考のどの面にスポットライトを当ててみるか、の違いだということです。

自身の持つ性格をポジティブに捉えることで、自分を好きになり、行動に移すことで人生をよりよい方向に持っていくことは十分に可能です。

人生を謳歌しているように見えたり、成功しているように見えるヒトの全員が、楽観的な性格というわけでもありませんし、明るい性格というわけでもありません。

自分の性格のよい面をみてみる

非常に悲観的なヒトもいれば、内向的なヒトもいます。

ようは性格や思考だけで人生の勝負が決まるというわけではない、ということです。

ですから、TAさんはまずはそういった自分自身の性格に対して、ネガティブな側面だけにスポットライトを当てるということをやめて、ポジティブな側面を見るように、評価するようにしてみましょう。

さて、そうはいっても性格を少しは変えていきたい、という話であれば、どうすればよいのでしょうか。

長年変わることのなかった性格や癖、思考を変えるには、長期的な目線で小さな経験の積み重ねをする以外に方法はありません。

そして同時に言えることはある程度の年齢になると、その後に180度性格や思考が変わることはないでしょう。

ただし、しかるべき方向や、自分がよいと思う方向に持っていくこと自体は十分に可能だと思っています。

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