育休5年取得!資生堂3児の母の人生観

子だくさんワーキングマザーの仕事術<2>

資生堂で最大5年取得できる育休を、1年と4年の2回に分けて取得した上野朋子さん。そのブランクをどうキャッチアップしたのか
出産という一大イベントにひるむことなくキャリアを構築してきた”子だくさんワーキングマザー”を訪ねる連載。第2回目は、二男一女の母、資生堂のコスメティクス事業本部に勤務する上野朋子さん(43)だ。
3人の子どもを生み育てながら、正社員として広報や商品PR業務に従事してきた。現在は、人気の美白ブランド「資生堂 HAKU(ハク)」のマーケティングを担当している。学生時代から「仕事は一生続けて、子どもは3人」というライフプランをもち、資生堂で5年間取得できる育休を2回に分割して取得。希望を実現させた。そのキャリアの積み上げ方には、強固な意志の力が感じとれる。

入社面接の時点でライフプランを明言

女性の新しい"はたらきかた"についての詳細は、週刊東洋経済臨時増刊「ワークアゲイン」(好評発売中)をご覧下さい

「子どもを3人産んでも、ずっと仕事を続けたい」。

資生堂コスメティクス事業本部でブランドマーケティングを担当している上野朋子さん(43)が、入社時の面接試験で宣言した言葉だ。就職活動中は業種ではなく「子育てしやすい環境かどうか」が企業を選ぶ基準だった。資生堂にエントリーしたのも、最長5年間の育休取得が認められる制度があったからだ。

自宅で個人塾を経営していた母親は、少女時代の上野さんにことあるごとに「主婦業も立派な仕事だが、女性が職業をもつことはさらに重要だ」と語り、「もっと子どもが欲しかった」と繰り返したという。弟と2人兄弟だった上野さん自身も、「ふたり兄弟だと1対1の関係性になってしまう。でも3人兄弟なら子どもの中で社会ができ、多様性が生まれるのではないか」と考えるようになった。入社面接時の宣言にはそんなバックグラウンドがある。

次ページ1年の育休期間は長くない
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • グローバルアイ
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 今見るべきネット配信番組
  • コロナ後を生き抜く
トレンドライブラリーAD
人気の動画
「人のために働く職業ほど低賃金」な根深い理由
「人のために働く職業ほど低賃金」な根深い理由
渋谷駅、谷底に広がる超難解なダンジョンの今
渋谷駅、谷底に広がる超難解なダンジョンの今
「話が伝わらない人」と伝わる人の決定的な差
「話が伝わらない人」と伝わる人の決定的な差
「説得力のある話ができる人」と「説得力のない人」の差
「説得力のある話ができる人」と「説得力のない人」の差
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
激動相場に勝つ!<br>株の道場

6月18日発売の『会社四季報』夏号が予想する今期業績は増収増益。利益回復に支えられる株価が上値を追う展開になるか注目です。本特集で株価が動くポイントを『会社四季報』の元編集長が解説。銘柄選びの方法を示します。

東洋経済education×ICT