相手に「話を聞いてもらえない人」の話し方の特徴 自分の話を押し通そうとしていませんか
しかし、お客さんと何十回も打ち合わせを重ねて、そのたびに、いろんな悩み事や困りごとを共有してきた上司や先輩と、今日、初めてお客さんと顔を合わせた自分では、相手からの信頼が違います。
あるいは、いろいろな仕事の現場で、苦楽を共にしてきた上司と先輩。先輩は、上司からたくさんの指導も受けたでしょうし、それを吸収して仕事上の成果を生み出してきたはずです。その先輩が言っていることを、上司が信頼して受け止めるのも当然のことです。
信頼を積み上げていくには
逆の立場に立ったら、あなたもきっと同じ態度を取るはずです。10年前からお世話になっている先輩と、たった今、路上で声をかけてきた人。あなたは、どちらの話を真剣に聞き入れるでしょうか。
一方、そうして路上で声をかけてきた人と、何だか気があって仲良くなり、何年もの付き合いを重ねていったとすると、その人の話を聞く土壌ができあがっていくはずです。今、あなたと相手の間に信頼関係がない、相手からの信頼が薄いのであれば、まずは、そのことを自覚するところから始めましょう。
そのうえで、信頼を積み上げていくためには、ひとりよがりで「相手がわかってくれない」と思うことをやめ、相手が求めるものを理解することが大切です。相手が、何を欲しているのか。どういう気持ちなのかを考えましょう。
特に、自分の考えた順番で話すのは、あまり得策ではありません。あなたがどういうふうに考えていったのかという経緯は、説明を受ける相手にとっては、さして重要なものとは言えません。相手が知りたいことを、知りたい順序でお伝えしていくように心がけるべきです。
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