相手に「話を聞いてもらえない人」の話し方の特徴 自分の話を押し通そうとしていませんか
言いたいことを伝えるのではなく、相手が何を知りたいかを推し量るようにしましょう。一方的に話しすぎず、相手から聞くことにも力を注ぎましょう。相手からの質問には、しっかり答えていきましょう。
その結果、話したい順番と違ったり、横道に逸れていったりしても、気にしてはいけません。中長期的な関係性を築くことを目指して、信頼を少しずつ積み上げていくのです。「何を言うか」はもちろん大事ですが、「誰が言うか」も大事だからです。
深く考えた結果導き出された「正しいこと」を言ってさえいれば、それでいいというものではないのです。
ホウレンソウは最強のコミュニケーションツール
自分の考えを相手に理解してもらうためには、信頼関係を構築することが大切だと述べました。仕事の現場、特に社内の関係性においては、「ホウレンソウ」をうまく活用することが、信頼構築の近道です。ホウレンソウ、すなわち、報告・連絡・相談はいずれも、自分の持っている情報、自分の考えた結果を、相手に受け渡す作業です。
報告は、上司や先輩に判断を仰いだり、何らかの承認をもらおうとしたりするときに行います。3つの中では最も公式な情報連携方法です。連絡は、情報共有です。知っておいてもらう、認識しておいてもらう、ということで、「聞いていない」「知らない」などと言われてしまうリスクを抑える効果も期待できます。相談は、相手からの助言やアドバイスを引き出すのに有用です。こちらから情報を渡すだけでなく、相手の脳みそを借りて、こちらのインプットを得るわけです。
このように、それぞれ目的やシーンが異なりますので、それらをうまく使い分けていくことで、相手からの信頼を得やすくなります。その観点で見たときに特に重要なのが、相談です。最大のポイントは「途中経過」を共有することです。
報告と言われると相手は身構えます。内容を聞いて判断を迫られるのではないかと感じます。ひと言ふた言を聞いた時点で、NOという答えを思い浮かべてしまうかもしれません。そうなると、信頼構築どころか、話の内容さえも耳に入らずに終わってしまいます。
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