「明日から本気出す」毎日思ってもいいんじゃない 精神科医が贈る心がスーっと軽くなるメッセージ

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誰かのためにがんばりすぎて疲れてしんどい心にしみ込む、ゆるっと優しいメッセージを贈ります(写真:Ushico/PIXTA)
誰かのためにがんばりすぎて、疲れてしまっていませんか?
例えば、子どものため、家族のためにがんばっているお父さん、お母さん。あるいは職場で、部下のため、同僚のため、チームのみんなのために、一生懸命で献身的な人。
一生懸命だったり、周りに気を配れたり、誰かのためにがんばれる人は素敵な人です。でも、がんばりすぎてしまって自分が倒れたり、つぶれてしまったら、あなたがもったいない。
「誰かのため」に生きすぎない』では、精神科医・藤野智哉さんが、一生懸命だったり、優しいあまりに頑張りすぎてしまう人が、適切に休んだり甘えたりすることができるよう、疲れてしんどい心にしみ込む、ゆるっと優しい言葉たちと精神科医の知見を贈ります。
※本稿では同書より一部を抜粋しお届けします。

休んでOK

「さぼっているんじゃない。エネルギーを溜めているだけ」で休んでOKなんですよ。

うつになると休みがちになるため、「うつの人は休む」というイメージがある人もいるかもしれませんが、逆です。

むしろ「適切なタイミングで休めなかったからうつになってしまった」というパターンも多いのです。

とはいっても、「まわりに迷惑をかけるし」「私だけ休むのは悪いし」「病気でもないのに」などと、「休めない理由」をたくさんもってしまっている人もいます。

そういう人は、逆に「休む理由」をたくさん探してみましょう。

「休めない理由」を考えられる人はいても、あきらかな不調や用事以外で「休む理由」を考えるのってなかなか難しい人も多いものです。

例えば、

・しんどいときにやっても効率は上がらないし

・明日ベストな状態で仕事するために今日は休もう

・子どものことを考えたら、がんばりすぎてつぶれちゃうよりいい

・休んでも、そこまで仕事に穴は空かない

・たいていのことはなんとかなるし、自分の体が一番大事

こんなふうに自分なりに納得のいく「休む理由」を考えてみるのです。

そして、「しんどいな」と思ったときは、こうした「休む理由」を自分で自分に言いきかせてあげてください。

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