「疲れたら休もう」と言うと、「休むとさぼってるみたいで罪悪感が湧く」という人もいるでしょう。
休んだって、ゆっくりしたっていいんですよ。
良き日のために、エネルギーを溜めておかないといけないんだから。
スヌーピーもこう言ってます。
I need plenty of rest in case tomorrow is a great day……
(明日がすばらしい日だといけないから、うんと休息するのさ……)
休息って前向きなことなんです。
まあ、後ろ向きでもいいんですけどね。
「人は前向きじゃないといけない」って思い込みすぎている人が多い気がします。前に進みたくないときは、いったん止まっても、寄り道してもいいんです。
何が前向きかは自分で決めるもの
「そもそも、前向きっていうけど、その方向が『前』だなんて、誰が決めたんだ?」ってパターンもありますよね。
例えば、同僚に「上司に少しくらい暴言を吐かれても、前向きにお仕事がんばろうよ」と言われたとして、「それって本当に前向きなのかな?」と疑問に思いませんか?
上司の暴言を我慢し続けることは、単に同僚や上司にとって「前向き」なだけで、自分にとっては「後ろ向き」、「自分いじめ」を放置し続けることにもなりかねません。
何が前向きかは自分で決めるものだと思います。
今向いているほうが前でいいし、逃げ出す道が前でもいい。
「逃げる」だってそうです。
「攻撃してくる人から逃げる」「不愉快なSNSの書き込みから逃げる」「ブラックな職場から逃げる」「婚活のプレッシャーから逃げる」「毒親から逃げる」……これってそんなに後ろ向きでしょうか?
足は前に進むためにある、なんて言う人がいるけれど、私は逃げるために使ってもいいと思います。
だって逃げる方向が本人にとっての前なんですから。
無理して前向きにならなくていいし、嫌な場所から逃げてもいい。嫌なことをされたときに我慢して笑うのが愛想というなら、愛想なんて捨ててもいい。
本当に自分の大切なものにエネルギーを使うときのために、休んだっていいんです。
嫌な人のために自分が我慢しなくてもいいんですよ。
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