新宿駅南口「路上ライブ"禁止でも聖地"」驚く現実 「過熱の先にあるのは…」衝撃の最新事情を解説

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ガードレールに掲げられた「路上ライブ禁止」の横断幕(写真:松原大輔)
コロナ禍を経て日常を取り戻しつつある中、ミュージシャンによる路上ライブが活気づいてきている。とくに新宿駅南口路上(以下、新宿南口)は過熱の一途にある。
全国から若手ミュージシャンが集まり、日々路上ライブを行っているのだ。
今年に入りYouTuberが動画にてその問題を取り上げるや否や、瞬く間にSNSは炎上した。それでもなお、この場所での路上ライブは増える一方だ。
今、新宿南口の路上ライブはどうなっているのか迫ってみた。

*この記事の第2回目:歌舞伎町タワー「路上ライブ開放」は超画期的だ

*この記事の第3回目:「路上ライブを公認!」"柏ルール"に学ぶ3つの視点

「路上ライブ禁止」の場所のはずが…

JR新宿駅南口前。そして国道20号線を挟んだバスタ新宿前の歩道。この場所が数年前から「路上ライブの聖地」のようになっている。

だが、この場所はあくまでも道路・歩道であり、「路上ライブ禁止」の場所である。南口改札を出たすぐのガードレールには「路上ライブ禁止」の黄色と赤文字の横断幕が大きく掲げられている。

今、問題となっているのは、その禁止区域で無許可の路上ライブが毎日のように盛んに行われていることにある。

昔から新宿に限らず、駅前などでは若手を中心としたミュージシャンが路上ライブを行ってきているが、ここ数年の新宿南口はその比ではない

フェスが開催されているかのごとく、毎日さまざまなミュージシャンが路上ライブを展開している。

毎回、通報を受け、駆けつけた警察により注意されたミュージシャンが撤収する姿が見受けられる。それでも減らない、いたちごっこの様相を見せている。

横断幕には新宿警察署、原宿警察署、新宿区の表記がなされている(写真:松原大輔)
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