「目立たないのにできる人」の立ち位置を得る方法 人が助けを求めるタイミングを見逃さない

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たとえば、オープンオフィスのような環境での電話応対がつらい場合を考えてみましょう。自分の電話応対が周りに聞かれる不安は、上司などに席替えを相談し、周りにいる人数を減らせれば軽減できるかもしれません。

周りのほかの音が気になり電話に集中できない場合は、さすがに耳栓は難しいと思いますので、防音効果のあるパーテーション・衝立などを設置できないか、社内で相談することから始めましょう。通話音量を上げたり、電話応対していない側の耳を何かでふさいだりするだけでも効果が見込めます。

電話をしなくて済むような外に出る用事があったら、手を挙げてやらせてもらうのがよいでしょうし、電話応対が苦手だと周囲に明確に伝えてしまったほうが理解も得られます。

別の悩みとして、「独り言を言う人が近くにいて、仕事に集中できず悩んでいます」という相談も定期的に受けます。ぶつぶつ独り言を言い続ける人の近くでは、作業ははかどりませんよね。独り言に耐えるよりも、会社に席替えをお願いするほうが、効率も上がり、自分と会社のためになります。

気の持ちようでは刺激を無視できない

刺激を気の持ちようで無視することは難しいものです。仕事には慣れも必要ですが、慣れる前に苦手意識のほうが強まってしまわないように、早めにこのような物理的対処をすることをおすすめします。

環境を整えたら、今度は他人の目から見て評価されるような行動を、淡々と実践していきましょう。今回ご紹介するのは次の3つです。

行動① 人が助けを求めるタイミングを見逃さない

会社で評価を受ける人が必ず満たしているのが、職場の「需要」です。早朝の掃除など、あなたの仕事ではないことを頑張っても、周りは仕事の評価に結び付けてくれません。一方、困っている上司にあなたが声をかけて問題を解決したら、上司はあなたへの評価を上げるでしょう。あなたがごく自然にできる作業でも、砂漠における水のように、喉から手が出るほど求めている人や瞬間があるのです。

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