「目立たないのにできる人」の立ち位置を得る方法 人が助けを求めるタイミングを見逃さない

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環境作り① 自分が苦手な仕事を避け、得意な仕事を担当する

環境作りとして最重要なのが「苦手を断り得意を発揮すること」です。苦手なことはミスをしやすく、精神的に疲れるうえに効率が悪くなります。得意なことであれば、ミスも少なく疲れも出づらいでしょう。 

労力の割に評価されることを行う

得意なことをしていると、不思議なことが起きます。自分は特に頑張っていると感じないのに、周りはすごいと感じてくれるのです。

任天堂の岩田聡元社長は、ドワンゴの川上量生元社長との対談で「“労力の割に周りが認めてくれること”が、きっとあなたに向いてること」と話していました。まさにそのとおりだと思います。

たとえば、誰かが1人でやる作業に没頭していて、「あれは自分も得意なことだ、うらやましいな」と思うのであれば、将来的にその作業を自分が獲得できるよう働きかけてみてもいいかもしれません。

職場には大勢の人がいます。あなたの得意なことが苦手な人もいるし、あなたの苦手なことを得意とする人もいます。あなたが苦手なことは、それを得意とする人に渡しましょう。代わりにあなたの得意なことを引き受ければ、自分に有利な環境を作り出すことができます。

たとえば、私は電話応対が苦手です。作業を止めて応対しなければなりませんし、誰が何の内容で電話をしてくるかわからないからです。そこで私の場合は、電話応対の多い仕事を避けるために転職し、工場の現場で働くことを選びました。電話応対そのものがないので、ミスをすることもなく、評価が落ちにくくなりました。

環境作り② 物理的環境を工夫する

といっても、やりたい仕事を引き受けるための積極的な行動をする勇気が出ない人もいることでしょう。その場合は、置かれた状況の中で、物理的な環境を工夫して乗り切る選択肢があります。

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