会議で発言できない人の「4つの苦悩」はこう解消 控えめでも実践しやすい、好かれる発言の秘訣

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1.「話そうとしたことをほかの人が話してしまうんです」

これこそ、控えめな人らしい悩みでしょう。自分の意見を最初に話せれば、ほかの人と意見がかぶることはありません。でも発言のタイミングを待っているうちに、ほかの人がどんどん意見を出してしまうのです。

同じ意見に価値がないのかといえば、そうではありません。ほかの人が先にあなたが考えていたのと同じ意見を出したときには、「〇〇さんの意見と同じく……」と、同じ内容を話しましょう。

同じ意見でも、会議で発言したことになりますよね。何も発言せず終わるより、同じ意見だったとしても、人をサポートする発言をしたほうが、存在感を残すことができます。

会議は「意思決定」の場です。誰かと同じ意見、ということは、その意見が多数派になります。意思決定において多数派の意見は採用しやすいので、意思決定という目的が果たしやすくなります。同じ意見でも、立派に役割を持っているのです。

人を立てて雰囲気を良くする

単に「同じ意見です」と言って終わることに抵抗があるなら、「私の考えていたことより〇〇さんの意見のほうがすばらしいと思いますので、この意見を推したいと思います」のように、人を立てつつ賛同する手があります。会議の方向性が定まるだけでなく、場の雰囲気がよくなりますし、ほめた相手との関係性もよくなります。

逆に、会議で嫌われる人をご存じでしょうか? 話がまとまってきたところで、その案を否定する人です。何でも否定する人がいる場合、そこで会議はストップしてしまいます。代案があればよいのですが、否定で終わってしまうと会議は振り出しに戻ってしまいます。

否定するのは簡単ですが、意見を考えるのは大変です。努力して意見を考えてくれた人を「同じ意見です」と肯定することで、その人のモチベーションが高まり、もっとアイデアを出してくれるかもしれません。こうして控えめな人も、会議の活性化につながる陰の立役者となれます。

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