控えめな人は、人前での会話を苦手とすることが多いです。人前での会話に不慣れな場合、会議での発言も緊張してしまうでしょう。
一般的には、緊張すると交感神経が優位となり、集中力が高まってパフォーマンスが上がります。ただし、「過度な緊張」は別です。あまりに緊張すると頭が真っ白、いわば「思考停止」の状態に陥ってしまいます。自分が何を話しているのかもわからないような状態です。
思考停止までいかなくても、緊張しすぎてしまうと、人に物事をうまく伝えられなくなります。話が二転三転したり、「私も色々と考えてきたんですけど、いい内容が浮かばずこんな話しかできませんが……」と、妙に装飾だらけの話し方になってしまったりすることがあります。
緊張しているなと思ったら、まず結論から話すとうまく乗り切れます。以下のような形です。
・「私は売り上げアップの方法として〇〇をおすすめします」
・「原材料を別のメーカーから仕入れましょう。その理由として……」
結論を話してから補足することで、ほかの人は結論ありきで聞いてくれます。すると、途中で思考停止になり、途中で話を打ち切ることになっても、話す内容にまとまりが生まれます。こうすれば参加者に話の趣旨が伝わりますね。
サポート役で会議に立ち向かう
会議の目的はあなたが目立つことではありません。会社が提示する課題に対して、意思決定をしたり、方向性を明確にしたりすることです。
積極的な発言はもちろん評価されるでしょう。しかし、積極的な発言ができなくても、会議で役立つことができるとおわかりいただけたのではないでしょうか。
シュートをするのではなく、シュートをする人のアシストをする。控えめな人は、このようなサポート役で存在感を発揮し、会議に立ち向かっていきましょう。
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