「下半身を細くしたい人」が見落としていること 股関節のリセットで上半身も下半身も理想形に

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次の写真は、2020年の私の脚と現在の私の脚の比較。筋肉の張りがだいぶなくなりましたよね。

(外部配信先では画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンラインでお読みください)

左は2020年の著者の脚、右は2022年の脚

お尻と太ももの筋肉が硬い人は要注意

股関節は体重を支え、立つ、座る、歩くなど全ての動きに重要な役割をしていて、腸腰筋や内転筋など20以上の大切な筋肉に支えられています。

機能的には、股関節は球関節で自由度が高く、大きく6つの方向(屈曲、伸展、内転、外転、内旋、外旋)に動きます。しかし、日常生活では一動作で6つの方向、全てを使うということはほとんどありません。動かさないのでどんどん硬く、機能も鈍くなって、腰椎などの他の骨や筋肉に負担をかけることになります。

その結果、前ももやふくらはぎが張り、写真の私のように”がたいのいい脚”を作る原因にもつながります。また、X脚やO脚など脚の形にも影響し、歩く、座るなどの日常生活にも支障が出てきます。

(イラスト:トキア企画)

上のイラストのように、股関節は想像しているより、身体のだいぶ中心にあります。このことからもエクササイズのときはもちろん、普段から脚を動かすときに身体の中心から動かすことを心がけましょう。

股関節は全身のシルエットを左右する要です。股関節が崩れると上半身も崩れてしまいます。キレイな上半身と下半身を作るために普段は動かさない方向にも股関節を動かしていきましょう。特に、お尻と太ももの筋肉が硬い人は要注意です。股関節がガチガチに硬くなってしまっている可能性があります。しっかりと「股関節リセット」をしていきましょう。

次ページ「お尻ストレッチ」と「曲げ伸ばしエクササイズ」
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