老け見えする「ぶ厚い背中」をリセットする習慣 姿勢の悪癖リセット!歪みのない心地いい身体に

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スマホ利用やデスクワーク、運動不足などから現代人のほとんどがストレートネック、巻き肩、猫背、反り腰など姿勢が悪化し、その結果、首こりや肩こりや腰痛などの不調を感じています。姿勢が崩れていると、無駄な力みがあり全身をしなやかに動かすことができません。

例えば背骨は、24個の骨から構成され、頚椎(首部分)、胸椎(胸部分)、腰椎(腰部分)の3つのパートに分かれています。頚椎は安定していてほしいのに、重い頭を支えているためぐらつきやすく、前に倒れやすい部分。胸椎は、本来はきちんと可動してほしいところだけど、固くなりやすいところ。腰部分には骨が腰椎しかないため、元々不安定な箇所だけに、安定させたい場所です。このようにそれぞれの骨には特徴があり、それを理解せずに動かすと身体を痛める原因になりかねません。

(イラスト:トキア企画)

固い棒のような背骨は、全身の不調や歪みの原因

「身体をねじってください」というエクササイズのときに、腰からねじろうとする人が多いですけれど、腰は本来5度くらいしかねじられません。ねじる動きは、可動性のある胸から動かすのが正解です。

「腕をまわす」という動き一つとっても違います。腕は、どこから始まっていると思いますか? 肩から腕が生えているのをイメージしている人が多いのではないでしょうか。実際には、首の下あたりの鎖骨と胸骨で作られた胸鎖関節という関節があって、そこから腕を動かしていく意識が必要です。「鎖骨からが腕」と思いながらエクササイズをしてみてください。

背骨を構成する24個の骨一つ一つには「丸める」「反る」「左右に回旋する」「左右に側屈する」という本来の機能があります。これらの一つ一つの骨のパーツが連なり、S字カーブを描いているのが理想ですが、ほとんどの人は、このS字カーブが潰れてしまっていたり、真っ直ぐになりすぎていたりします。「背骨リセット」でその機能を取り戻しましょう。

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