自然に痩せる!「血糖値を上げない」食べ方 水を1日2リットル飲むのも効果的
糖質制限ダイエットが流行っていますが、実はポイントは「血糖値のコントロール」にあります。やせる食べ方、意外と太る食べ方について、糖尿病専門医の牧田善二先生に聞きました。
余った糖が中性脂肪に変わる
「太るのはカロリーオーバーだから」という説においては、脂肪の多い肉や魚は控えめに摂るのが正しいとされています。ですが脂肪は食べ過ぎると便になって排出されるため、過剰に体内に残ることはありません。一方、糖質は100%吸収されます。そのためエネルギーとして使い切れなかった糖質は、排出されることなく中性脂肪になって蓄えられます。つまり糖質こそが太る最大の要因というわけなのです。
「この使い切れなかった糖を中性脂肪に変えるのがインスリンです。インスリンは血糖値が上がり過ぎると分泌されるので、ダイエットは、血糖値をコントロールしてインスリン分泌をおさえることが鍵になってくるということ。血糖値は70〜140mg/dl内に治まっているのが理想ですから、この範囲内に押さえる食べ方をしていれば、自然と痩せていくでしょう。私のクリニックでも肥満の患者さんに、血糖値を70〜140に保つ食事を続けてもらったところ、毎日100〜200グラム、体重が落ちていきました」
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