「目標設定=数字」と勘違いする上司が残念な理由 部下の「やる気」と「心理的安全性」を高める方法
ビジネスでは数字が重要だ。そして職場における目標設定でも、各部署や各メンバーに対して、期初に数字で目標が与えられることが一般的だ。だが、数字目標を割り当てることが自分の仕事だと勘違いしている管理職も多いのではないだろうか。確かに数字目標は大事である。しかし、それを与えただけで部下がそこに邁進すると思っているなら大間違いだ。元Googleの人材開発責任者でもあるピョートル・フェリクス・グジバチ氏の最新刊『心理的安全性 最強の教科書』から、マネジャーにとって重要な、メンバーのやる気を引き出す、うまい「目標設定」の方法を紹介する。
みなさんの組織では、メンバーに対しての目標設定を、どのように行っているでしょうか。実は目標設定やその目標の伝え方は、管理職にとっての大きな腕の見せどころでもあります。
企業によって、KPI(業績評価を定量的に評価するための指標)やMBO(目標管理。メンバーによる主体的な目標設定とはいえ、上から管理される)のように、目標が上から降りてくる場合もよくあります。
数字のノルマだけではやらされ感が募る
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