「人とタスク」を区別できない管理職が部下を潰す 職場の心理的安全性を高める「一番重要な鉄則」
メンバー同士がお互いのことを認め合いながらも、仲良しクラブで終わるのではなく、建設的な意見の対立を通して、つまり心理的安全性を確保して、しっかりと成果につなげていく。
これが、われわれビジネスパーソンの務めです。では、そのような環境をどうやってつくっていけばいいのでしょうか。
職場の心理的安全性は、職場で最も影響力の強いマネジャーの肩にかかっています。つまり、メンバーに対するマネジャーの関わり方がとても重要です。
そこで、僕がマネジャーの方々に提案したいことは実にシンプル。それは、「人にやさしく、結果に厳しく」のアプローチです。このアプローチが、心理的安全性を育んでいくための土台だと僕は考えています。
「人」と「タスク」を区別する
このアプローチで重要なことは、「人」と「タスク」を区別することです。これさえできれば、「人にやさしく、結果に厳しく」の最初のハードルは越えられたも同然です。
次のような場面を想像してみてください。メンバーが商品紹介文を作成し、それをマネジャーのあなたに確認してほしいと言ってきました。読んでみると、ユーザーに誤解を招くような表現が所々に見られます。
この場合、メンバーにどんな言葉でフィードバックするとよいか考えてみてください。
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