「AI時代に消える職業」"生き残る人"がしている事 たとえAIに代替されても、思考法1つで変わる
産業革命。技術革新。表向きには、実に聞こえのいい言葉です。なぜなら、こうしたイノベーションが私たちの生活を、より便利に、快適にしてくれているからです。ですが、こうしたイノベーションの裏には必ずといっていいほど、テクノロジーの進化による代替がつきものだということも理解しておかなければなりません。
私は実際にフレイ博士とオズボーン准教授の論文(原文)を読んでみました。もちろん、どんな職業が消えてどんな職業が生き残るのか、それは1つの仮説に過ぎません。実際、ドイツマンハイムZEW研究所メラニー・アーンツ博士らは、半分の仕事が消えるのではなく、10%程度だと主張しています。
また、オズボーン教授らの最新の研究では、2030年の時点で20%程度という数字も出ています。しかし、たくさんの仕事が「消える」ということ自体は、実現する可能性が高い「究極の仮説」と言えるでしょう(参考:独立行政法人経済産業研究所「AIが日本の雇用に与える影響の将来予測と政策提言」)。
日本ではどんな職業が消え、生き残るのか
ではそれをもとにした野村総合研究所の資料から、日本においていったいどんな職業が消えてどんな職業が生き残るのか、皆さんで見てみましょう。
いかがでしょうか。消える職業というよりは、自動化される可能性が高い職業に、もし自分の職業が入っていたらびっくりしますよね。
「うすうす感じてはいたけど、やっぱり……」
「いやー、しょせんは仮説にすぎないんでしょ?」
捉え方、感じ方、そして考え方も人それぞれだと思いますが、ただただ時代の流れに身を任せるだけなのか、それとも自分の未来を変えて生き残りたいのか、決めるのは皆さんの覚悟次第なのです。
少しでも自分の未来を変えて生き残りたいと考えるのであれば、こうしたデータをもとに自分なりの仮説を立てる必要があります。しかも、その仮説は科学的根拠に基づいて立てていかなければなりません。なぜなら、そうした科学や数学的な思考法や発想法からいくつかの具体的な可能性が生まれてくるからです。これがまさに生存戦略として必要な究極の仮説に近づくということだからです。
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