「AI時代に消える職業」"生き残る人"がしている事 たとえAIに代替されても、思考法1つで変わる

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私は子どものころ、車が好きだったのでタクシーの運転手になりたいと思いました。電車好きなら電車の運転手になりたいですよね。仮に私が現在、タクシー運転手だとしたら、同じ業種の中で生き残る方法と転職とに分けて考えます。たとえば、介護タクシーや高級ハイヤーなどは、あえて人間がやることに価値があるので生き残る可能性があります。逆に、ふつうのタクシーの運転手の仕事はほとんどなくなるでしょう。

次に転職は? これは無数にありますが、車の運転以外でとなると、リスキリングが必要かもしれません。自分が好きなこと、得意なことをみつけ、その能力を伸ばすのです。

機械化・自動化による労働コストカットの余波

産業革命と機械化・自動化は非常に関連が深いものなのですが、産業革命にはもう1つ一貫した流れが存在しています。それは、コストダウンです。これまで人間が担ってきた労働の一部が、こうした技術革新によってどんどん自動化されていきます。

それによって労働賃金などのコストを大幅に削減できる経済メリットを企業にもたらしているわけです。自動運転や、最近、多くのコンビニやスーパーマーケットで見られるセルフレジの普及による労働コストの削減は、その最たる事例だといえるでしょう。

こうした自動運転や自律型店舗など、機械化・自動化による労働コストカットの流れは今後も止まることはないでしょう。これも1つの仮説です。この仮説が正しければ、まちがいなくこの先多くの企業でさらなる機械化・自動化を見越してリストラや早期退職者を募る動きが出てくるはずです。

「自分は運転手でもレジ係でもないから大丈夫だ」そう高を括っている、一流と呼ばれる大学を卒業して職に就いているホワイトカラーもうかうかしていられません。オズボーン博士の論ずる「職業のオートメーション化」とは、ルーティーン化できる仕事はすべてオートメーション(コンピュータ)化が可能だと警鐘を鳴らしているからです。

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