「転職する?」迷う人、絶対知りたい"成功法則"3つ 「このパターン」なら、あなたも成功できる!

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「転職をしたいけれど、スキル的に難しいかも……」と思う人は、いま勤めている古いワークスタイルの自社にメスを入れ、DX(デジタルトランスフォーメーション=デジタル技術を用いたビジネス改革)プロジェクトを立ち上げる提案をしてみましょう。

すでにDXプロジェクトがスタートしていたら、手を挙げてメンバーとして参加させてもらいましょう

自社のビジネスモデルが、SaaSモデルやTHE MODELのような形に変わることに成功すれば、経営者から大きく評価されますし、会社の生産性が上がればやりがいを感じることもできます。外部のDXコンサルティング会社を巻き込んでみてもいいかもしれません。

結果を出した暁には、あなたは社内の「名誉ある改革者」「DX人材」としてのスキル経験を手に入れるだけではなく、貴重な「転職チケット」までついてくることになるというわけです。

まずは「スキル・経験の自己分析」と「方向性決め」が大事

こうした「染み出し型」のキャリアアップを実現するための第一歩は、現時点でのスキルや経験を棚卸しして、何が自分の「武器」になるかを、正確に把握することです。

「武器」になるものをきちんと理解していれば、あとはそれが求められるフィールドを選んで転職し、キャリアアップをしていけばいいのです。

方向性さえ間違えなければ、人それぞれスピード感は違えども、着実に先端スタートアップをはじめとした、希望する仕事へと染み出していけるでしょう。

逆に言うと、自分の「武器」も把握せずに、やみくもに転職をしてしまうと、「染み出し」のキャリアアップどころか、スキルも経験も通用しない場所でのゼロスタートになってしまいます。

そういった事態を避けるためにも、「染み出し」のキャリアアップを目指す場合、最初の「自己分析」と「方向性決め」が、極めて重要です。

面談時の自己アピールにも役立ちますので、自分がこれまでどのように動き、どんな成果を具体的に出してきたのかを見直し、自身の体験として詳細を語れるようにしておきましょう。

転職で、自分の人生やキャリアを劇的に好転させることは可能です。

「成果を出せるスキル」を身につけ、自分の希望する仕事へと「染み出し」ていける人が、ひとりでも多く生まれてくれればと願っています。

藤岡 清高 「スタートアップ転職・副業のプロ」アマテラス代表取締役CEO

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ふじおか きよたか / Kiyotaka Fujioka

「日本からGoogle・Facebookを100社創業する」をミッションに掲げるアマテラス代表取締役CEO。1974年生まれ。「スタートアップ転職・副業のプロ」として、これまでに2000人以上からスタートアップ転職や副業の相談を受ける。2011年に創業したアマテラスを通じて、毎年200人以上がスタートアップ企業のコアメンバーやCxO候補として参画。アマテラスとの契約後に上場をしたスタートアップ企業は140社以上、M&AなどでEXITした企業は50社以上にのぼる。著書に、スタートアップで「働きたい人」「副業してみたい人」の入門書『「一度きりの人生、今の会社で一生働いて終わるのかな?」と迷う人のスタートアップ「転職×副業」術』がある。

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