「部屋に入ってきた第一印象で決めてはいけない」→勘や経験に頼らない"グーグル流"面接の構造化

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グーグルのすごい採用: 科学的な最強人事戦略
グーグルが実践する「構造化面接」とは、どのようなものでしょうか?(写真:sasaki106/PIXTA)
世界各国で約18万人(2025年8月現在)もの社員が働くグローバルテック企業、グーグル。そのグーグルの「採用」では、人材の定義から面接の回数、面接での質問、候補者へのフォローアップに至るまで、すべてのプロセスを膨大なデータにもとづいて設計・仕組み化しています。
そんなグーグルの「データドリブンな採用」の秘密について、グーグル・アメリカ本社 人事戦略室で採用戦略を担当した小川高子氏の『グーグルのすごい採用: 科学的な最強人事戦略』(東洋経済新報社)より一部抜粋・再構成し、ご紹介します。第2回は、評価プロセスを徹底的に標準化し、面接官の属人的なバイアスを排除するグーグルの「構造化面接」とは?

面接プロセスに潜む「確証バイアス」の罠

「採用というのは、やっぱり第一印象が大事だよね。エレベーターから降りてきた瞬間にわかるもの。『あ、この人は違う』って……」

グーグルのすごい採用: 科学的な最強人事戦略
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ある経営者が、こう話していたことがあります。

この経営者に限らず「面接室に入って席に着くまでの数秒で合否を決める」と自信たっぷりに断言する人はいるものです。面接の経験が豊富な人ほど、その傾向が強いかもしれません。

ですが、これは100%「思い込み」です。

人間には誰しも、初対面の人と接したとき、合理的な理屈よりもパッと見の印象やフィーリングを優先して「この人はこうに違いない」ととっさに判断する傾向があります。最初の数秒でその人から受けた印象(表情、服装、態度など)に頭の中が支配され、面接でのやり取りではその印象に当てはまる情報ばかりを無意識のうちに拾い上げ、当てはまらない情報からは目を背けようとするのです。これを心理学の用語で「確証バイアス」といいます。

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