「部屋に入ってきた第一印象で決めてはいけない」→勘や経験に頼らない"グーグル流"面接の構造化

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そして面接が終了したら、候補者ごとに、それぞれの質問に対する回答とその良しあしを評価していきます。その評価も面接官によってブレが生じないよう、評価基準がスケールで事前に用意されています。面接官はその評価基準に従って「ここまでは答えられているから4にしよう」「ここは答えられていなかったから3かな」と、候補者の回答に対する評価を数字に落とし込んでいきます。

面接の形式は基本的には1対1で、かつ、自分以外のほかの面接官がどんな評価をしたのかも事前に知らされないようになっています。ほかの面接官の候補者評価に関する情報も、(特に声の大きな面接官の意見は)バイアスの1つとして自身の評価に影響を与えるなど、公正な評価の妨げになってしまうおそれがあるからです。

聴くべき質問項目から評価の方法までが事前に定められていて、面接官の裁量の余地がほとんど与えられない。この面接方式は面接官にとっては自由度がなく、正直面白くないかもしれません。

でも実際にやってみると、第一印象では「この人はちょっと違うな」と感じた候補者でも、決められたとおりに質問を行い、評価点をつけてみた結果、意外に高い点数になることが往々にしてあります。「第一印象からは意外だったけど、実はかなりしっかりとした回答ができていた」と、第一印象に惑わされずに適正な評価ができるのです。

質問は「これまで」と「例えば」の両方を用意

構造化面接における質問の設計においても、グーグルならではの特徴があります。それは、過去の「行動」に関する質問と「仮定」に基づく将来の行動についての質問の2種類を用意するというものです。

過去の「行動」に関する質問(Behavioral Question)とは、その候補者の業績や経験など、過去の行動や態度に関する質問です。候補者が過去の状況に対してどのように対処したかを説明してもらい、実績から行動パターンを明らかにするために使用します。

行動に関する質問の例
● あなたの行動がチームに良い影響を与えたときのことを話してください。
● あなたは今までゴールのあいまいな課題を与えられたとき、どのように行動をしましたか?
(「グーグル・リワーク」より)
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