「エルニーニョ発生確率80%」今年の梅雨予報は? 梅雨前線が停滞し続け長引く雨、大雨の恐れも
東・西日本の太平洋側は「平年並み」が50%以上ですが、東・西日本の日本海側では「多い」が50%前後です。
そして、エルニーニョ現象が発生していると、梅雨明けが遅くなりやすいです。
その理由は、太平洋高気圧にあります。
通常、太平洋高気圧が日本付近に張り出すことで、梅雨前線が押し上げられて、梅雨が明けます。
エルニーニョ現象が発生していると太平洋高気圧の張り出しが弱いため、梅雨前線が日本付近に停滞し続けて、梅雨明けが遅くなるのです。梅雨が長くなると大雨になるリスクが高まりますし、日照不足による農作物への影響なども考えられます。
今年と似ているのが2015年の夏
今年の夏の類似例として挙げられるのが、エルニーニョ現象が発生していた2015年の夏です。
2015年の梅雨明けは、沖縄と関東甲信は平年より早かったですが、多くの地域は平年より遅くなりました。特に、九州北部は平年より10日遅かったです。九州南部は6月の降水量が平年の2倍以上で、1946年の統計開始以来、最も多くなりました。
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