漢方が伝授「寒暖差疲労」を根本解決するツボ2つ 豆乳や白ごまなど「白い食材」が元気をもたらす

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気温差から生じる寒暖差疲労の、漢方的対策をご紹介します(写真:Ushico/PIXTA)

寒暖差が大きい日が続き、体調を崩す人が増えています。ストレスというと精神的なものを思い浮かべるかもしれませんが、気圧や温度の変化も人体にとって大きなストレスです。

漢方の書物には、自然界と調和して無理なく生活するために、気象が人体に与える影響について詳細に記載されています。

四季のなかで最も変化が激しいのが秋

漢方の基本となる理論の1つに「陰陽理論」があります。この理論では1年のなかで暖かい春や夏を「陽」の季節、寒い秋や冬を「陰」の季節としています。季節の変わり目に体調を崩す人が増えますが、特に夏から秋にかけては陽から陰へと切り替わる時期なので、体にとっては最も厳しい変化といえます。とくに今年の秋がそうですが、暖かくて半袖でよい日もあれば、急に冷え込む日もあるなど、寒暖差が激しいのが特徴です。

また、1日のなかで7度以上温度差があると寒暖差疲労を感じやすいといわれます。このところ日によっては15度以上の差がある日もあり、いつもは元気な人でもだるさや眠気を感じることがあります。

今回は、そんな厳しい環境の変化に対処する漢方の知恵をお伝えしたいと思います。まずは、寒暖差疲労のポイントについてご紹介します。以下に当てはまる項目があるか、チェックしてみてください。

□ 暑さ、寒さに弱い
□ 風邪を引きやすい
□ 気圧が低い日や温度差が大きい日に頭痛やめまい、だるさ、神経痛などさまざまな症状が現れる
□ 冷え症である
□ 脱水気味で熱中症になったことがある
□ 運動不足
□ 体がむくみやすい
□ 更年期症状(ホットフラッシュやほてりなど)がある

いかがでしたでしょうか。チェックの数が多い人ほど寒暖差疲労を起こしやすい、あるいは起こしている人となります。

次ページこうした症状に対応する方法とは?
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