「エルニーニョ発生確率80%」今年の梅雨予報は? 梅雨前線が停滞し続け長引く雨、大雨の恐れも

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太平洋高気圧の張り出しが平年より弱いことによって、南から湿った空気が流れ込みやすくなる期間があると予想されています。湿った空気が流れ込むと、梅雨前線の活動が活発になるため、降水量が多くなる可能性があります。

また、6月と7月の平均気温は、広い範囲で平年並みか高くなりそうです。太平洋高気圧の張り出しは弱くても、大陸のチベット高気圧の張り出しが強く、暖かい空気に覆われやすいことが一因です。

3か月予報(平均気温)6月(出典:weathermap)
3か月予報(平均気温)7月(出典:weathermap)

梅雨入りしても、ずっとくもりや雨の日が続くわけではなく、晴れる日もあります。梅雨の晴れ間は、気温がグンと上昇して暑くなることが多いです。湿度も高く、一層熱中症になりやすいので、お気をつけください。

エルニーニョ現象と梅雨の関係

5月12日、気象庁は今年の夏にかけてエルニーニョ現象が発生する確率は80%だと発表しました。エルニーニョ現象が発生しているとき、梅雨の時期の降水量は、統計的に有意な傾向はないとされています。

エルニーニョ現象が発生しているときの降水量(出典:気象庁)
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