【胃カメラ】バリウムとの違い、楽な受け方は? 基本は50代以降、20~30代で検査が必要な人も

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「正直、胃カメラを操作する技術のクオリティは医師によって異なります」と平澤医師。こう続ける。

「つまり、“同じがんでもそれを見つけられる医師と見つけられない医師がいるということ”です。せっかく検査を受けるのであれば、消化器内科や消化器外科で、日本消化器内視鏡学会専門医の資格を持つ医師を選びましょう。ネットの口コミよりも、身近な人たちが実際に検査を受けて、勧める病院や医師のほうが信頼できると思います」(平澤医師)

若くても受けたほうがいい人とは?

がん検診とは別に、20代、30代の若い人でも胃カメラを受けたほうがいい場合があると、平澤医師は言う。それは、“ピロリ菌感染歴のある人や胃がんになった人が家族にいるケース”だ。

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「ピロリ菌感染が胃がんの主な原因だとわかっています。ピロリ菌感染の有無をできるだけ早い段階で調べて、感染があれば速やかに除菌する。ピロリ菌による感染期間が短く、ピロリ菌感染による胃粘膜の萎縮がまだ見られない段階で除菌ができれば、胃がんリスクはぐっと低くなります」(平澤医師)

(取材・文/石川美香子)

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横浜市立大学附属市民総合医療センター 消化器病センター内視鏡部准教授
平澤欣吾医師
1997年国立浜松医科大学卒業。1999年に横浜市立大学第2内科消化器グループ(現・消化器内科)入局。2003年より現在の横浜市立大学附属市民総合医療センターに勤務。消化器内視鏡の診断と治療を専門として拡大内視鏡・ESDに注力。日本内科学会認定医・指導医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医・学術評議員・関東支部会評議員。
東洋経済オンライン医療取材チーム 記者・ライター

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