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ロシア経済「中国人民元への従属化」が招く帰結 底打ちも低迷が続くルーブル相場の裏事情

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ロシア国民が中国人民元紙幣の保有を急増させている。ますます高まる中国依存は、ロシア経済の未来に何を意味するのか。

人民元への依存が高まるロシア経済。写真はモスクワ・クレムリンを警備する兵隊(写真:Bloomberg)

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ロシアの通貨ルーブルの相場が低迷している。ロシア中央銀行の発表によると、2023年最初の取引日となった1月10日時点におけるルーブルの対ドルレートは、終値で1ドル=70.3ルーブルだった。その後、ルーブル相場は下落が続き、4月8日には終値で1ドル=82.4ルーブルまでルーブル安が進むことになった。

4月中旬に入ると、ルーブル相場の下落トレンドに歯止めがかかり、それ以降は1ドル=70ルーブル台半ばまで持ち直した。ルーブル相場は、2022年2月24日にロシアがウクライナに侵攻したことを受けて大暴落したが、その後は急騰し、侵攻前よりも上昇した。

ルーブルV字回復はもはや過去の話

「V字回復」の賞味期限は、もはや切れたといっていいだろう。

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