急変する世界経済、注視すべき「3つの経済指標」 為替、金利、インフレ率の動向がますます重要に

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ロシアの経済制裁は世界にどんな影響を及ぼすのか。注視が欠かせない3つの経済指標の動きを解説。

ロシアへの経済制裁で世界の経済のにもさまざまな影響が及ぶ(編集部撮影)

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①為替

ウクライナへの暴挙で苛烈な制裁を受けるロシア。経済の急悪化は不可避だ。西側諸国がロシア中央銀行の外貨準備の引き出しを凍結したため、通貨ルーブル買いの市場介入が困難となり、ルーブルは市場最安値に急落している。

ロシアの経済規模は約150兆円で世界10位前後に位置するが、中国の10分の1、日本の3分の1だ。国民1人当たりGDPは約120万円で、中国やマレーシアと同水準だ。また、経済制裁により、今後のロシア経済は2桁以上のマイナス成長は避けられないとみられる。

 ロシアによるウクライナ侵攻後、経済制裁による混乱もあり、モスクワ証券取引所は2月25日をもって株式取引を停止した。その直前には、ロシアの代表的な株価指数(RTS)は半値近くに暴落していた。

②金利

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