遠藤章造「一流ではない自分」が残ってきた方法 ピッチャーに例えるなら年間8勝がちょうどいい

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遠藤章造
「エエ歳になってきましたけど、これからもむき出しで生きたい」と語る遠藤章造さん(筆者撮影)
昨年、コンビ結成30周年を迎えた「ココリコ」の遠藤章造さん(51)。初のエッセイ『吾輩はアホである』を先月上梓するなど、さらに歩みを進めています。「ダウンタウン」ら一流の先輩と過ごす中で気づいた、「一流ではない自分」が示すべきものとは。

30周年を振り返って

去年、30周年だったんです。本来、僕は立ち止まって何かを考えるタイプの人間ではないんですけど、大きな節目ではある。50歳にもなった。子どもも3人いる。そんなことを考えた時に「パパはこうやって生きてきたんだよ」ということを残しておきたい。そんな思いから、皆さんのサポートをいただきながら本を書くことにしたんです。

本を出すとなると、自ずとこれまでの道のりを振り返ることにもなります。そこで改めて痛感したのが、自分はいかに皆さんに支えられてきたのかということでした。そして、そこに対する感謝。行きつくところ、この2つなんやなと。

言葉にすると「普通のことやないか!」となりますけど(笑)、ホンマにそれしかない。それが思いっきり事実なんです。

それと同時に身に染みて思うのが、本当に僕はアホやということです。ホンマにアホやから、子どもの頃から「ま、遠藤やったら仕方ないか」とみんなが言ってくれていたなと。

周りに成立させてもらっている。その時点でひたすらに感謝なんですけど、大前提としてまず感謝すべきは両親。そして、子ども。そこは当然として、親族以外で言うと、やっぱり松本人志さん、浜田雅功さん。「ダウンタウン」のお二人です。

24~25歳の時に「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ)の前説をやらせてもらって、そこで芸人としての“パスポート”をもらったと思っています。

「この田中というヤツと遠藤というヤツは芸人をやっているんです」。それをあらゆる形で知らしめてくださった。そのパスポートがあるから、今も仕事をさせてもらっている。これは間違いのないことです。

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