コンプレックスを隠そうとして十円ハゲ
2年ほど前からですかね、新型コロナ禍で仕事が止まってしまったこともあり、マネージャーさんと話しながら本を出す準備をしてきたんです。何の本にしようか。四コマ漫画という案もあったんですけど、結局、自分のコンプレックスに関する内容のものになりました。
例えば、子どもの頃からおでこが広いのがコンプレックスだったんです。誰に言われたわけでもないのに、そこをすごく気にして。小学生の頃は、つねにおでこにしわを寄せたりして、少しでも広さが目立たないようにと自分の中では苦心しながら暮らしてきました。
20代半ばまでは髪の毛を長くしてツイストパーマをあてておでこを隠していたんですけど、ある日気づいたんです。頭に十円ハゲができていると。そこで丸刈りにしたら、また髪の毛が生えてきたんです。いかに、隠すことにストレスを感じていたのか。無理をしていたのか。そこで思い知りました。
そんな感じで、自分の弱い部分を隠そう、ごまかそうというのが僕の根本的なところにあるものだったんです。本を書くにあたって、より一層、再認識しました。
そこに対して「内間は、内間のままでいいんだから」とずっと言ってくれたのが相方でした。本当に、ずっと、ずっと言い続けてくれました。こんなことを自分で言うのもナニなんですけど、その根底にあるのが「相方はオレのことを面白いと思ってくれている」という部分でして……。
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