上司と部下は「つーかー」になんてなれない 実はその指示、全然伝わっていません!

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自分の「指示の出し方」に問題がないか、考えてみてください(写真:xiangtao / PIXTA)

4月も半ばを過ぎ、少しずつ職場も落ち着いてきたころではないでしょうか。最初は緊張感ばかりだったのが和らぎはじめ、それと同時に、同僚の仕事の仕方の細かいことが気になり出したり、上司や先輩から出される指示が手薄になったりする時期でもあります。

すると先輩、上司側は、「いい加減、そろそろ覚えろよ!」という気持ちがふつふつと湧いてきますし、一方の後輩側も、仕事に慣れるのに時間のかかる人ほど焦りを感じ……。

あなたの指示はきちんと伝わっている?

実際この時期になると、「上司に覚えが悪いと言われて憂鬱になった」「先輩からダメ出しをされたので会社に行きたくない」……といった産業カウンセラーへの相談が増えてきます。これらを防ぐために、職場ではどんな対策ができるでしょうか。

まずやらなくてはいけないことは、行き違いのないコミュニケーションの方法を確立することです。たとえば、「明日の会議の準備、ちゃんとやっておいて」なんて指示の出し方をしていませんか? このような指示は、実は「曖昧」そのもの。この伝え方で部下の準備に不備があり、それを上司が怒鳴りつけでもしたら、パワハラと言われかねません。

上司の「ちゃんと」と部下の「ちゃんと」は、残念ながらまったく同じものとは限らないのです。よって上司の方は、自分の思うとおりの準備をしてもらうために、当日までに準備してほしい資料、頭に入れておいてほしい知識など、より具体的な指示を出すことが望ましいです。

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