3000万人再来あるか「インバウンド」復活の現在地 データビジュアルで見る「訪日客数」の回復

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コロナ前、訪日客の多くを占めていたのは中国人だったが、足元の様相は以前とは異なっている。

2023年3月の国別の状況を見ると、もっとも多かったのは韓国の46.6万人(比率25.6%)。次いで台湾(27.8万人)、米国(20.3万人)と続き、この上位3カ国だけで全体の訪日客数の半分超を占めている。

4月から中国からの訪日客が増加も

中国は国別順位で6位の7.6万人(4.1%)だ。これには特有の事情がある。政府は2022年12月30日、中国での感染急拡大を受け、中国からの渡航者と7日以内の渡航歴がある人に到着時のPCR検査などを必須とした。

しかし、2023年3月1日からは、中国から来た人のおよそ20%を無作為に抽出するサンプル検査へ切り替えた。4月5日からは一段と緩め陰性証明書の提示を求めず、他のすべての国への措置と同水準にした。このため4月は中国からの訪日客数も大きく伸びることが想定される。

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