頭の中の「モヤモヤ」すっと言葉にするすごいコツ 「A41枚のメモ」による言語化力トレーニング

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ですので、ひとつの決めた「問い」に関して、自分はどう感じるか。自分はどんな意見を持ったか。自分自身に丁寧に聞いていき、言葉に書き出していく。そんな時間だと考えてください。

だからこそ、いろんな「問い」があると、気が散ってしまい、思考がなかなか深まらない。自分の中にある言語化されていない思いや意見に気づくことはそう簡単ではありませんので、ぜひひとつの「問い」に集中して取り組んでみてください。

次に、ひとつの「問い」を決めたら、それをA4コピー用紙の一番上に書きましょう。のときに、できるだけ大きく書くのが大切です。さらに、書いた「問い」を四角で囲んで目立つようにしてください。自分は今何の「問い」について言語化しようとしているのかを常に見失わないためです。 

③メモを2分割して「思考」と「理由」に分ける

次に、用紙の真ん中に線を引いて、用紙を上下に分割してください。上には問いに対する「思考(思ったこと・感じたこと)」を書き出してもらい、下には「理由(そう思った理由・そう感じた理由)」を書き出していただくためです。

狙いとしては、自分が思ったり感じたことに対する「理由」まで言語化することで、自分でも知らなかった自分の思いや意見に気づいていただくためです。「とりあえず書き出すことで、あなたの無意識の思いや意見だけでなく、その理由まで言語化できる」ということをきっと体感してもらえると思います。

④まずは「思い浮かんだこと」を1行書いてみる

さぁ、ここからは「用紙の一番上の問い」に対して思いついたことを早速書き出してみましょう。と言われても、何を書いていいかわからない。最初はきっとそう思われるのではないでしょうか? 

自分の頭の中にある「モヤモヤとした思いや意見」を言語化する作業を普段からやっている人なんてほとんどいません。もちろん、私もコピーライターという職業につくまでは、一切してきませんでした。そもそも、自分の中に「言語化されていない思いや意見」があることさえ、ふつうは気づいていないものです。

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