ボウルに入れ、塩ひとつまみ(分量外)を振り、ラップをかけて食べる前まで冷蔵庫で冷やしておきます。
冷蔵庫の普及は魚の安全性を大きく向上させました。海水魚では腸炎ビブリオという細菌が食中毒の原因として問題になりますが、腸炎ビブリオは真水に弱いので水で洗えば減りますし、10℃以下ではほとんど増殖しません。そのため、冷蔵庫で保存するのが原則なのです。
逆に30℃以上になると急激に増えるので、夏場の常温放置は危険です。魚料理のとき、食中毒の話題はげんなりしてしまいますが、一応知識として頭の片隅に入れておきましょう。

食べる直前に調味料を加えます。しょう油、すりごま、砂糖です。大葉は千切りにし、みょうがは小口切りにしましょう。

薬味を加えてさっくりと和えます。釣り上げた直後の魚の身はねっとりしていますが、死後硬直がはじまると身が締まり、刺身や焼魚などに適した口当たりになってきます。その後、時間が経つにつれて自己分解が進み、アルカリ性の物質が増えはじめます。しょう油は酸性なので、アルカリ性を中和し、匂いを抑えるとともに塩味とうま味で魚の味を引き立てます。

生姜は千切りにして、水にさっと晒してから使います。これを針生姜と言います。生姜も自身の香りで生臭みを抑えてくれます。

器に盛り付けて、針生姜をたっぷりと天盛りにしましょう。アジ以外にもブリ、イワシなどどんな魚を使ってもおいしくできる料理です。
調理が面倒と思われがちな魚料理ですが生食であれば火を使いませんし、加熱調理する場合でも肉と比べてタンパク質凝固温度は低いので、調理時間は短くて済みます。じつは魚料理はかんたんで、食生活を助けてくれる存在なのです。

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