山口達也の「会社設立」に静かな覚悟が見えた理由 社会的意義のある事業だけに今後の姿勢が重要だ

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賛否含め、さまざまな声が多く寄せられている、山口達也氏の会社設立。賛否はさておき、山口氏の「伝え方」には、山口氏の覚悟が見えたと筆者は指摘します(出所:「株式会社山口達也」公式サイト)

人気グループ「TOKIO」の元メンバー・山口達也氏が「株式会社山口達也」の設立を発表した。今回の山口氏の「復帰」について、新会社のツイッターには賛否両論、多くの反響が集まっている。

言うまでもないことだが、山口氏が犯した「未成年への強制わいせつ」は許されない行為であり、今回の発表に対して「アルコール依存のせいにしていて、なにも反省してないのでは」といった指摘も決して少なくない。

一方、このような指摘に対し、「山口氏はすでに十分、社会的制裁を受けているのでは」「活動再開を許さないという態度を第三者が取るのは、さすがに行き過ぎではないか」といった反論も寄せられるなど、終わりの見えない議論になっている。

繊細なテーマだけに、それぞれの意見があるのは当然だろう。見解が分かれるなかではあるが、それでもあのような「弁解しようのない不祥事」を起こした後の再始動としては「バッシング一色」とならず、比較的好意的な受け止め方も多かったようにも思える。

そうなったのは、今回の山口氏の発表方法が企業や個人が「負のイメージ」を挽回するために必要な「広報の重要ポイント」を押さえていたからだ。私は中小企業やベンチャー企業の広報PRの支援を専門としているが、今回の山口氏の発表を私の専門である「広報戦術」の観点から読み解いてみたい。

会見のときよりも、さらに深い反省が表明されている

まず最初に、今回の発表についてざっと紹介したい。

山口氏が「株式会社山口達也」のサイトを公開したのが3月19日。サイトは、「私がこの度患っている『アルコール依存症』は、完治しないと医師に宣告されました。この病気と一生付き合って行こうと決めました。この病気を克服する方法はただ一つ、『アルコールを一生一口も飲まない』事です」という決意表明から始まっている。

「アルコール依存症」の定義が書かれた公式サイト(出所:「株式会社山口達也」公式サイト)

加えて、「どれだけ謝罪をしても、犯した罪を消せる訳ではありません。犯した罪を真摯に受け止め、同じ過ちを犯さぬよう歩んでいく所存です。重ねてお詫び申し上げます」と本人からの深い反省が表明されている。

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