「彼女に散歩」提案した40代婚活男性の痛恨のミス 婚活に不可欠「スマートな行動」について考える

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ここで、「ハイヒールなので、足が痛くなってしまいました」と正直に言えればよかったのだが、初めてのデートではそれを言い出すのも恥ずかしく、ふみかは、痛みを堪えて公園1周に付き合った。

しょうへいは、「都心でもこんなに緑があるのは気持ちいいですね」と言いながら、いろいろな話題を振ってきたが、足の痛いふみかは、“とにかく早く1周して、この散歩から解放されたい”とばかり考えていて、ちっとも会話に乗れなかった。

「拷問のようなデートでした」

ハイヒールはとても歩きづらい靴だ。男性が女性の服装に気づいてあげられたら、もっとスマートな対応ができただろう。

大事なのは相手への気遣い

スマートな振る舞いのベースになっているのは、相手へ思いやりと気遣いではないだろうか。

スマートな行動というのは、先天的に身についているものではない。後天的に学んで身につけた人が多い。どうすることがスマートなのかを考え、そういう行動を自分でもできるように取り入れる。

さらに、スマートな行動に大事なのは、落ち着きと自信ではないか。ことに男性の場合、女性の前でおどおどしたり、話すときに視線が合わせられなかったり、前出のまさとしのようにテンパって隣を歩く女性の存在が見えなくなってしまうのは、自信のなさをアピールしているようなものだ。

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自信もまた簡単に身につくものではないのだが、自信ありげに見せるためには、前もってしっかりと段取りを組み、堂々と行動するように心がけることが大切。それだけで、相手に伝わる雰囲気は違ってくるものだ。

婚活を成功させようとするときには、「コミ力」や「会話」に注力しがちだが、実は「スマートな行動」もとても大切だということを覚えておいてほしい。

鎌田 れい 仲人・ライター

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かまた れい / Rei Kamata

雑誌や書籍のライター歴は30年。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も。『週刊女性』では「人間ドキュメント」や婚活関連の記事を担当。「鎌田絵里」のペンネームで、恋愛少女小説(講談社X文庫)を書いていたことも。婚活パーティーで知り合った夫との結婚生活は19年。双子の女の子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイトはコチラ

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