「彼女に散歩」提案した40代婚活男性の痛恨のミス 婚活に不可欠「スマートな行動」について考える

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こう言いつつも、声はどこか弾んでいた。ところが、そこから3日後に、こんな連絡が来た。

「『予約しようと思ったお店が、喫煙席しか空いていなかったのだけれど、そこを予約しました』とLINEが来たので、『ごめんなさい。タバコのにおいは苦手で』とお返事したんです。私、分煙しているお店でも食事をするのを避けているんです。そうしたら、予約なしではとても入れないような行列必至のお店に、飛び込みで行くというご連絡がきました」

男性慣れしていないゆうこは、最初の提案を否定して、次も否定するのは申し訳ないと思い、承諾をした。

「お食事に行くのが、一気に重たい気持ちになってしまいました」

案の定、デートはお店の前で30分近く待って、ようやく入店できたようだ。そうなることが予想できていただけに、ゆうこのテンションは行列を見たときから下がり、食事中の会話も楽しめなかったという。

そして、この交際はファーストデートを終えて、交際終了となった。

お見合いから仮交際に入って、まだ2人の関係性がしっかり築けていないときには、ランチにしろ、ディナーにしろ、お店はあらかじめ予約しておいたほうがスマートだ。

婚活している男性のなかにたまにいるのが、「僕はデートで行くような店に詳しくないので、店選びはお任せします」と、女性側に丸投げをする人。これはスマートなやり方ではない。

では、ゆうこやとおるのケースのように、予約していないと行列必至で待つようなお店に、男性が「飛び込みで行きましょう」と連絡してきた場合、女性側はどうすればよかったのか。「私が適当なお店を探して、予約しておきますよ」と申し出れば、解決したのではないか。

ただしこのときは、女性も男性が行こうとしていたお店と同じ価格帯のお店を選ぶのが、スマートなやり方だ。

服装を気遣うのもスマートな証

お見合いから仮交際に入ったばかりの頃は、まだお互いの人間関係ができあがっていない。わかり合うためにはより多くの会話をして、お互いを知っていくことが大事なのだが、もう一歩踏み込んだ気遣いも大切だ。

ふみか(38歳、仮名)はしょうへい(42歳、仮名)とお見合い後、仮交際に入り、ランチデートをすることになった。

しょうへいは、カジュアルフレンチのコース料理が食べられるレストランを予約しておいてくれたので、まずはそこで楽しくランチをした。ランチを終えると、「腹ごなしに、少し散歩をしませんか?」と誘われた。お店の近くには都内でも有名なとても広い公園があった。

「そうですね」と、ふみかは答えたものの、その日は初めてのランチデートだったので、オシャレな清楚系ワンピースに5センチのハイヒールを履いていた。公園を散歩するには不向きな服装だった。

公園を歩きだすと、そこは思いの外広く、30分歩くとつま先が痛くなってきた。 “困ったな”と思いつつも、ふみかは言い出せずに歩いていたのだが、だんだん痛みに耐えられなくなり、ついにしょうへいに言った。

「そろそろ駅のほうに引き返しませんか?」

すると、しょうへいは平然と言った。「せっかくですから、公園を1周して帰りましょう」。

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