50歳で「記憶力抜群な人と覚えられない人」の差 「関心」「使って復習」「覚えるより意味を理解」

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(画像:『五〇歳からの勉強法』)

記憶力低下は、意欲の低下と復習不足から

いくら、この忘却曲線そのものは年齢によって変わらない、といわれても、現実として、昔のようには覚えられない、確実に記憶力は落ちている、という人も多いはずだ。

それなら、エビングハウスの忘却曲線に沿った記憶法についてはどうだろうか?

わたしたちは学生時代、こんなふうに何度も復習して覚えてきたのではなかったか? はたして、いま、そこまで復習して物事を習得しようとしているだろうか?

要するに、大人になると、記憶力が落ちるのは、学生のころのようには復習しなくなるということかもしれない。

さらに、中高年ともなると、ここまでに述べてきた意欲の問題が非常に大きい。必要のないこと、関心のないことには、そもそも復習してまで覚えようという意欲が湧かない。

わたし自身、どうせケータイに覚えさせてあるからと、最近は、電話番号を覚える意欲が湧かなくなって、いつまでたっても電話番号が覚えられない。携帯の持ちはじめの最初の5年間は、意地になってケータイに覚えさせなかったので、若いころと同じように100件以上は頭に入っていたものだが、いまではそもそも覚えようという態勢に頭が向かない。

ところが、ワインにまつわることとなると、話は別だ。ワインの話なら、銘柄や産地、どのビンテージがおいしいかなども含め、何年のなんというワインがパーカーポイントが何点というのを100個ぐらいは覚えている。関心があるからだ。

ただし、この場合も、「これはカベルネ・ソーヴィニヨンが68%で、メルローが25%で」とか、「これはボルドーの右岸のワインで」といったことより、例えば、「ロマネコンティとペトリュスだったら、ロマネコンティがブルゴーニュの最高峰で、ペトリュスがボルドーの最高峰となっているけど、僕だったら、レストランで絶対にペトリュスを開けます。ロマネコンティっていうのは開く(おいしくなる)のに時間がかかりすぎるからです」といったことのほうを覚えている。

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