では、心臓に負担の少ない、「心臓にやさしい入浴法」とは、どのようなものでしょうか。
私がおすすめしている方法は、「オヤジっぽく入る」「年寄りっぽく出る」というものです。
「オヤジっぽく入る」とは、湯船につかるときは「あ゛~~~~♪」と言いながら、脱力して入ることです。
よく温泉などでおじさんが言いながら入っていますよね。あんなイメージです。勢いよくドボンと入ると、血圧が急に上がってしまいます。ゆっくり入ることで、血圧の急上昇を防ぎます。
「年寄りっぽく出る」とは、お湯から上がるとき「どっこいしょ」と言いながら、ゆっくり出ることです。
膝に片手を当て、他方の手で浴槽のふちか手すりをつかみ、軽く腰を曲げ、頭を下げ、「どっこいしょ」と言いながらゆっくり立ち上がって、お風呂から出ます。
湯船から立ち上がるときに、「立ちくらみ」の症状を起こす人もいます。お湯で温まって血管が拡張し、血圧が下がった状態でいきなり立ち上がると、頭に血液が行かずに「脳の血流不足」を起こしてしまうのです。
魅力的ではない方法かもしれませんが、「心臓にやさしい入浴法」として、ぜひ試してみてください。
「心臓にやさしい入浴法」で「心臓の健康」を保とう
「血圧の急上昇」は、血管と心臓に負荷をかけ、「血圧の過度の低下」は、血管内を流れる血液を停滞させ、血栓のリスクを高めてしまいます。
このような「リスクを回避する方法」を知り、心がけていけば、「心臓の健康」も維持できます。みなさんも「心臓にやさしい入浴法」を実践して、人生100年時代を最期まで満喫できる「100年心臓」を、ぜひ手に入れてくださいね。
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