切実!「チャットGPT」と節約について問答してみた 人間を超える「節約ネタ」を示すことができるか

✎ 1〜 ✎ 86 ✎ 87 ✎ 88 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
果たしてAIは、人間を超える節約ネタを示すことができるのでしょうか(写真:asaya/PIXTA)

質問を入力すれば、丁寧な日本語でスラスラ答えてくれる「チャットGPT」。大量のテキストデータを学習することで、つたない質問であってもこちらの言いたいことを即時に理解し、それに応じた回答をしてくれる人工知能(AI)のチャットボットだ。

「関西弁の『知らんけど』を使って文章を作って」と頼んだら、それにも快く応じてくれた。「あなたの質問の意味がわかりません」なんて冷たく返されることもない。

今やワイドショーにも取り上げられる注目のテクノロジーだが、あまりに有能なので、そのうち多くの仕事がこのチャットGPTに奪われるのでは……との声も聞こえてくる。

確かに時事ネタには強いし(使用しているデータは主に2021年までのもの)、読ませる文章力もある。よく読むと間違いや事実誤認はあるものの、そこを指摘すれば再学習してどんどん精度を上げていくとのこと。

なんでも答えてくれるなら、いわゆる専門家の地位だって危ういだろう。筆者も、節約に関する専門家として活動しているが、その役割もチャット先生に奪われてしまうのだろうか。その疑念のもと、節約についてのアドバイスを求めてみた。果たしてAIは、人間を超える節約ネタをひねり出せるのだろうか。

まずは食費の減らし方を聞いた

多くの家計を悩ませているのが食品と光熱費の値上げだ。筆者もこれまでずいぶん節約アドバイスをしてきたが、一個人を超えた膨大な知識をお持ちのチャット先生に聞けばウルトラC的なアイデアが出てくるかもしれない。そこで「食費を節約する方法を教えて」とシンプルに聞いてみた。

少し間をおいて、帰ってきたのは「食料品のリストを作成し、計画的に買い物をする」「安価な食品を選ぶ。旬の野菜や果物がおすすめ」「賞味期限の短い食品を購入して食べきる」「外食を減らし、自炊する」「残り物をリメイクするなどして食品ロスを減らす」「卸売市場で購入」「PB商品を選ぶ」の7項目だった。

次ページたしかに正論だけれど…
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事