「経験もツテもなし」で海外大学に進学する秘訣 海外大学が日本人向けにする「ひっかけの質問」

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
「塾なし、海外経験なし、経済力なし」でも海外大学に行くための秘訣とは(写真:TrueOne/PIXTA)
箕面高校や武蔵野大学高校、そして武蔵野大学附属千代田高等学院などで「普通」の生徒が海外進学し注目を集めた日野田校長。「塾なし、海外経験なし、経済力なし」でも海外大学に行くための秘訣とは。なぜ海外に行くべきなのか、そして海外進学の秘訣を、日本と海外の教育にくわしい千代田国際中学校校長が、本当に学校で身につけるべきことや、ミライを担う人たちに向けてのメッセージをまとめた『東大よりも世界に近い学校』から一部抜粋、再構成してお届けします。

「あんただれやねん?」に答えられるか

自分は何をやりたいのかもわからない。自分が何者で、何に向いているのかもわからない、という人は多いと思います。当たり前です。

中学生や高校生で自分が本当にやりたいことに出合える人のほうが稀です。けれど、大人になって社会に出たときに、自分が何者で、何をやりたいかわからないようでは困ります。

「Who are you?」

海外に行くと、必ずといってよいほど、そうきかれます。

自分は何者か、どうやって世界とかかわるか、つまり、「あんただれやねん」です。

そんなこと日本ではきかれることはまずないので、ほとんどの人は困惑して、「マイ・ネーム・イズ・ヒノダ」などととんちんかんな答えをしてしまいます。

名前をきいているのではありません。職業をきいているのでもない。もっと、本質的な質問です世界観といってもよいかもしれません。もちろんのことですが、答えに正解はありません。

私は、この問いに戸惑うことなく答えられる人になってほしいと思います。

次ページエッセイと小論文はこんなにちがう
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事