「月給●●万円以上」の求人にだまされる人の盲点 労働者を安くこき使う問題企業の正しい見分け方
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求人広告は「盛られている」と思え
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誰だってブラック企業には入りたくないもの。それなのにブラック企業に勤めている人はいるし、ブラック企業全体の数も減っている気配はない。なぜブラック企業をこの世から駆逐することができないのだろうか。
その理由の1つは、ブラック企業だと気づかずに入社してしまう人がいるからだ。
仕事を探す人の多くは、まず求人誌や求人サイト、ハローワークなどの求人情報を見て、希望する条件とマッチしているところに応募をする。しかしその求人情報の内容に、詐欺とまではいかなくとも誇張した表現が多かったりすると、入社してから「こんなはずじゃなかった」を経験することになるのだ。しかもブラック企業ほど真実を隠し、体(てい)のいいことばかり言うもの。好条件だけを見て入社すると、とんでもない目に遭ってしまう。
新しい仕事を探すときは「世の求人は盛りに盛ったおとり広告だらけ」と覚悟しておくだけで、ブラック企業に入社してしまう可能性を下げられる。ブラック企業の代表的な手口として、求人広告に好条件を出すことで求職者をおびき寄せ、契約書にはまったく異なる条件を記載しているケースを紹介しよう。
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