仕事を断った相手にジョブズが放った意外な一言 傲慢で短気なジョブズが部下に慕われていた訳

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1. スマートフォンを下に置く
現代社会に生きる私たちは、つねにデバイスに注意力を奪われている。そんな状況で誰かに100%の注意を向ければ、それだけで明確な献身のサインになる。デバイスの本来の役割は、遠くの人とつながることであり、すぐ隣にいる人を遠ざけることではない。

2. インタビューの達人になる
周りの人たちの人生に興味を持つ。なぜ同僚はああいう決断をしたのだろう? 彼らはその過程で、何に驚き、何に喜び、何に失望したのだろう? 会話のきっかけがつかめなかったら、ラジオ番組の名司会者、テリー・グロスの決まり文句、「あなたについて話してください」(*2)を借りればいい。

メンバーの行動に興味を持つ

3. 彼らの現実を体験する
メンバーたちが職場で何をしているのか気になるのは、厳格なリーダーにありがちな態度だ。さらに、「どうせたいしたことはしていない」という思い込みとセットになっている。勝手に判断するのをやめて、彼らの行動に興味を持って観察しよう。あるいは、相手の仕事にずっと同行する「ジョブシャドウイング」を行うという方法もある。彼らの時間の使い方に本当に問題があるのなら、正しい時間管理を指導すればいい。

4. 自分に何ができるか尋ねる
誰かの役に立ちたいときは、自分に何ができるか相手に尋ねてみよう。自分の仕事と相手の仕事をごっちゃにしてはいけない。ここでのあなたの目的は、相手の成功を助けることだ。そして、相手の成功を確実に助けるような行動が見つかるまで、この会話を終わりにしてはいけない。

5. 先回りして助ける
チームのメンバーの中から、どんな仕事を抱えているかよく知っている人を選び(あなた自身が与えた仕事であれば確実だ)、その人の負担を軽くしてあげる。相手が特に困っている仕事や、相手の長期の目標と関連のない仕事を取り除けば、「私はあなたを理解している」という明確なメッセージを送ることができる。

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